- テーマ的に、ターゲットは女児だけじゃなく「かつて子供だったすべての人」だと思った。
- 成人女児だってお子様ランチは食べたいに決まってる。ファミレスとかだと年齢制限あるから注文できないだけで。好きなものだけを皿にどかっと盛って少量ずつ色々食べたい気持ちは、いくつになっても同じ。
- だからコメコメ、お子様ランチをなんの制限もなく享受できる年齢(外見?)なら、その権利を放棄しないでいい。
- でも、拓海くんの「そんな子供っぽいもの食べられない」って気持ちも分かる。中学生くらいの、大人じゃないけど子供でもいられない微妙な年齢ならではの葛藤……。
- ブラックペッパーが登場するすべてのシーンがエモい。特にうっかりゆいちゃんに対する受け答えに、彼の立場だからこその一歩引いた余裕を感じた。ありがとうございます。
- プリキュアたちの4人総力技も新アイテムを使ったパワーアップ技も、映画が初見!
- スパイシー、ヤムヤム、フィナーレが戦闘に入る中、ゆいちゃん(とコメコメ)だけが変身せずに、心で敵を理解しようとする姿が美しかった。悪を100%の悪と決めつけて断罪する展開は好きではないので。
- 「いつまで子供のままでいるんだ」とケットシーを嗤った大人。私は「自分は大人だ」と胸を張って言えないけど、少なくとも未成年を卒業した成人としては耳が痛い。就学前は私も確かに純粋になにかを夢みていたけど、成長する過程でたくさん辛いことがあって、自分の力じゃどうしようもできなくて、色々な気持ちを諦めていったよ。
- だからある程度成長しても純粋な気持ちを持ち続けていることは、それだけで才能だ。ケットシーって何歳なんだろう。仮にゆいちゃんとの出会いが10歳で、あれから10年と仮定すると、大人に純粋な夢を踏みにじられた直後に成人した人?
- とにもかくにも、ケットシーが救済されてよかった。コメコメがケットシーを抱きしめたとき、泣きそうになったし「尊い……」って声に漏れてしまった。子供をきっかけに世界に絶望して、子供をきっかけに救済される。結局人は、人の中でしか生きられない。
- ケットシーのCV花江夏樹さんか! 長寿シリーズは思い切ったお金の使い方をする。
- 大人になってもコメコメみたいな純粋な夢を持ち続けたまま生きていくにはどうすればいいか、かつて子供だった人間として教えてほしい。リスクばかり考えて、石橋を叩き壊さないためにはどうすればいいか。
- コメコメ、パムパム、メンメンのプリキュアの姿は、この映画でしか見られないんですか?
- お子様ランチスタイルのプリキュアドレスも可愛い♡
- 本編エンディングで、ケットシーが早くもレストランのシェフ?として活躍してるらしい写真には、さすがに笑ってしまった。小さい子にも分かりやすい「その後」とはいえ。贖罪期間一週間とかなの? 罪の大きさにしては代償が少なすぎるような。
- 拓海くんが最終的にお子様ランチに舌鼓を打ってる姿を見てにっこりするゆいちゃんを見て、ニチャァってした(気持ちが悪いオタク)
- 冒頭と本編後の対鑑賞者シーンはCG映像? 歴代のプリキュアがいっぱいで、目が幸せだった。