読書記録

読んだ本の感想まとめ。

2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

サイレント・ヴォイス 〜行動心理捜査官・楯岡絵麻

サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻 (宝島社文庫)作者:佐藤青南宝島社Amazon栗山千明主演のドラマ版から原作小説を知った。 第一話 YESか脳か 犯罪をより重い犯罪で覆い隠そうとした手口。犯人は、誘拐の方が殺人より刑がマシだと思ったんだ…

怪盗クイーンの優雅な休暇

怪盗クイーンの優雅な休暇 (講談社青い鳥文庫)作者:はやみねかおる講談社Amazonひょっとしてクイーンとジョーカーの関係は、いわゆるブロマンスというやつなのでは? クイーンが老婆に敵意を向けるシーンあたりは、特にそう感じた。単なる友情では片付けられ…

竜とそばかすの姫 感想

ryu-to-sobakasu-no-hime.jp ※ネタバレしかない 社会的弱者の救済ってそんなに簡単じゃないだろって気持ちと、アニメーション美しいなって気持ちが喧嘩している。 監督は、この作品を救済の物語として描いたんだろうか。すずが東京まで迎えに行ったことが、2…

怪盗クイーンはサーカスがお好き

怪盗クイーンはサーカスがお好き (講談社青い鳥文庫)作者:はやみねかおる講談社Amazon最近アニメ化するとTwitterのTLで話題になっていたのと、Kindle Unlimitedの対象本になっていたので、気になって読んでみた。 いや、え、めっちゃ面白いな。特に後半、ラ…

化粧品に頼らない素肌美人のつくりかた

化粧品に頼らない素肌美人のつくりかた作者:山口麻子主婦と生活社Amazon肌断食といえば、『肌断食 ---スキンケア、やめました』を読んで純石けんによる洗顔や白色ワセリン、石けんシャンプーにトライしたことがあった。 でも、毎日洪水のように目に飛び込ん…

夏への扉

夏への扉〔新版〕 (ハヤカワ文庫SF)作者:ロバート A ハインライン早川書房Amazon以下の4つの理由から、個人的には期待外れの作品だった。 タイムパラドックス的な面白さが欠落している 主人公の成人男性が、10歳かそこらの少女を庇護対象ではなく恋愛対象と…

もものかんづめ

もものかんづめ (集英社文庫)作者:さくらももこ集英社Amazon注射前の恐怖を紛らわせるため、難しいことを何も考えずに読める本はないかと思い、たまたまこの本を手に取った。 その目論見が狙い通りになったのかというと、まあ世の中そううまくはいかないのだ…

セーラー服と機関銃・その後――卒業――

セーラー服と機関銃・その後 ──卒業── (角川文庫)作者:赤川 次郎KADOKAWAAmazon 君には早く卒業してほしいんだ! これ以上君にいられたら、私はクビになる! 私が編集者なら、保科校長のこのセリフを煽り文にしたい。 しかし泉の卒業と入れ替わりにユリが入…