- 私は西島秀俊目当てで鑑賞したのかもしれない。期待通りの熱演でした。
- 「僕は正しく傷つくべきだった」という言葉が心を突き刺す。この言葉は母を亡くして、それを受け入れることを拒んでいた当時中学生の自分に突きつけることもできるし、親友を亡くした推しのための言葉でもあるのかもしれない。とにかくクリティカルヒットだった。
- 分かりやすく言葉でじゃなく、登場人物の表情や仕草、行間で魅せるタイプの作品。万全の健康状態で臨まないと読解できない。
- 家福さんと渡利さんの関係は、予告では妻を亡くしたあとに現れた新しい肉体関係っていう受け取り方もできた。でも実際は、そんな下品で短絡的な関係ではなかった。彼らにとっては、お互いがお互いの救いになったのだろうか。
- 個人的には、この映画になんらかの救いを求めて行くと落胆が待ち受けていると思う。特にラストの劇中劇、「ワーニャ伯父さん」でワーニャが受ける言葉には救いがない。中途半端に救われてまた絶望するよりは、その方がいいのかもしれない。
- 上映3時間は覚悟していた以上に長かった。途中睡魔で意識飛んだ。トイレ休憩というより、昼寝休憩が必要だった。
- 私が鑑賞した映画館ではGW中に上映終了予定なのに、ほぼ全席埋まってた。見納めか、それだけ評価が高い作品なのか?
- ベッドシーンが多い。耐性ない人がうっかり観ちゃったら大丈夫だろうか。
- 男優高槻の退場の仕方ァ! 岡田将生、悪役似合わないなあ。傷害致死罪で逮捕って、ファンは悪い意味で絶叫では。
- 家福さんが練習のとき、どうして感情を殺した本読みを強いていたのか分からない。原作を読めば分かるのかな。