読書記録

読んだ本の感想まとめ。

六枚のとんかつ

『オナニー連盟』はノベルス版ではあまりに下品だという理由でカットされたそうだけど、『消えた黒いドレスの女』も負けず劣らず下品だと私は思う。
バカミスとしては『桂男爵の舞踏会』、使われたとトリックしては『五枚のとんかつ』『六枚のとんかつ』が一番面白かった。
サブスクリプションの対象だったから手に取った本だけど、定価の785円で買っていたら微妙な気持ちになっていたかも……。

五枚のとんかつ、六枚のとんかつ

登場人物2人のノリはバカだが、ミステリーの質としては突出していると思う。
金田一少年の事件簿異人館村殺人事件を思い出した。
あれも確か、ミイラを切断して配置することで1体分多く見せるトリックが使われていたよね?