読書記録

読んだ本の感想まとめ。

名探偵コナン 97巻

FILE.1 大切な物ですから…

  1. 真純ちゃんの目の前で眠りの園子を披露してるあたり、正体を明言する気はないけど、隠す気も特になさそう。なんでだー! 中途半端やめろ!
  2. 犯人には辛辣だけど、徳園はあの世でも謝らないと思う。自分が悪いって認めるのが屈辱に感じる人間なんじゃないかと。
  3. 車でのアクションシーン、22巻の『園子のアブない夏物語』を思い出した。猛スピードで崖に向かう車に食らいついたのは、このときは蘭ちゃんだった。今回は真純ちゃん。蘭ちゃんがやったみたいに両足じゃないと、車の窓は破壊できないのかな。格好いいけど、メアリーさんの心労が増えるから危ないことしないで~!
  4. 『園子のアブない夏物語』では真さんと園子はまだ出会ったばかりだったと思うと、時の流れを感じる。よくダブルデートをするまでに関係を進展させたな……!
  5. 車を人力で止めた上に持ち上げた京極真、多分素手なら世界最強。
  6. 蘭ちゃんの言葉は犯罪者の人権に寄り添っていると感じた。罪を憎んで人を憎まず、を体現する子だと思う。希死念慮を抱いた経験があるゆえ、自死そのものを否定する資格は私にはない。個人的には「人を2人も殺めておいて、あの世に逃げようとするなんて卑怯」っていう気持ち。たとえ逝けたとしても、西部さんはあなたに笑顔を向けてはくれない。
  7. 蘭ちゃんをスカウトなんてしたら、彼女の愛らしさが全国に知れ渡ってしまう。その前に、そこらへんにいるメガネ坊主が絶対に許さない。
  8. この監督に、「彼女はその藤峰有希子の未来の娘ですよ」って言ったらどんな顔するだろう。

FILE.2 探偵の目

  1. 96巻の「世良の追求」あたりを見るに、小五郎が鬼強いのではなく、コナンが鬼弱いだけなのでは疑惑。
  2. アニメで見たときも思ったけど、男4人の旅だから画面に華がない。
  3. 園子を心配して旅行を取り止める蘭ちゃん、優しすぎる。私なら「お土産いっぱい買ってくるから」って伝えて決行するな。せっかく準備した労力が無駄になってしまう。
  4. 安室透は公安としてはガチで暇なのではないか疑惑。
  5. 真純ちゃんを誘いたくない理由、この前みたいに追求を受けたくないっていうのは分かるけど、他にどんな理由が? 詳しく聞かせろ。
  6. アニメで見たときは、脇田さんが大分親しげだから、初登場後も交流があると思ってた。もしかしてコナン達と関わるのはこれが2度目?
  7. 脇田さんがラムだとしたら、目の出来物も特殊メイクで作り込んであるんだろうか。

FILE.3 雪山の山荘

  1. スマートフォンの個人間の連絡で「メール」って、一昔前に感じてしまう。そこLINE(の類似アプリ)じゃないんだ、って。
  2. 今思えばこの西野って人、殺人トリックの妨げになるから、安室さんのトランプに難癖つけて却下したんだな。
  3. 元野球部員か高校野球ファンなら、「キャプテン」の言葉とクジの枚数で早々に暗号が解けるんだろうか。

FILE.4 泣く子も眠る

  1. 脇田さんが「泣く子も眠る」と言ったのは、故意か偶然か気になる。
  2. コナンにとって安室さんが「信用の置ける人」なのは分かるけど、逆もそうなの? 大人びて得体の知れない少年なのでは? それともコナンの正体をすでに知らされているの? 結局、「黒ウサギ亭事件の終盤、工藤邸で何があったのか」問題に戻ってしまう。
  3. ラムの情報の入手元はですね、あなたと同じNOCと、元NOCかつ宿敵です……。
  4. この時点ですべてのケースがはずれじゃないかと睨んでいた小五郎、鋭い。ババ抜きのときと同じ勘が働くのかもしれない。
  5. 死体のそばで酸化還元反応を見るなんて、咄嗟にできることじゃないよね? 脇田さん、妙に犯罪現場慣れしてない?

FILE.5 兄さんみたいに

  1. 昔の安室さん、アニメじゃ顔面が加齢していないように見えた。でも青山先生の絵だと確かに、学ラン時代には幼さが見える、か……? 仏頂面だから可愛げはないな! もうちょい初対面の人に愛想よくできないのか? スコッチこと諸伏景光の方は、分かりやすく10代の顔だね。
  2. やっぱりまだ学ランを着ていた時代から、将来の目標は警察官だったのね。降谷零のアイデンティティはこれなのね。中高時代の夢が叶うって結構すごい。
  3. 西野の籠城劇も、この人が犯人だと分かった上で読むと滑稽に見える。全部第3の被害者(予定)を罠に嵌めるためか。
  4. しかし西野も、よりによって抜群の推理力で全国的に有名な眠りの小五郎を探偵役に選んだことが運の尽きだった。評判を聞かない探偵にしておけば、外見と中身が一致しない小学生や、公安が誇る化け物が出張ってくることはなかったのに(言い方)
  5. 今回、コナンや安室さんと同じタイミングで真相に辿り着いた小五郎がコマに入れられていないのが不憫。

FILE.6 ヤバイ感じが

  1. 誤解が生んだ連続殺人。真実を誰かが彼に共有していれば、2人の命が喪われることはなかったと思うと、無念極まりない。
  2. 諸伏警部、毛利小五郎の一番弟子=弟の友人だと気付いた様子。でも思わせぶりなモノローグ。彼の真意はなんだろう。四字熟語や慣用句に本音を隠すの好きだよね。

FILE.7 山菜採り

  1. 右ページと左ページの女のテンションの差で風邪引きそう。
  2. 殺すほど憎い男の返り血を大量に浴びることは厭わないのか。
  3. こんなことを言うのはクソ失礼だろうけど、30代後半で男に騙されたなら、20代前半や後半の場合より恨みつらみは5倍くらい差がありそう。
  4. 校外学習の下見に児童を連れて行くなんて聞いたことない。一足先に楽しめて羨ましい。
  5. 感嘆の声を上げる哀ちゃんが可愛い。写真に撮って額縁に入れて飾っておきたい。
  6. 哀ちゃん&歩美ちゃん&先生の写真も可愛い。一枚おいくら万円ですか? 言い値で買います。
  7. 顔に土つけてるコナン、完全に小学生の小僧で笑う。まあ10年前は蘭ちゃん引っ張ってあっちこっち冒険していたようだし、10年加齢しても根っこは変わんないねえ。
  8. グループごとにインストラクターの先生がついてくれるなんて、帝丹小学校リッチ~~~!! まあ光彦みたいに毒性のある植物を採っちゃったら一大事だもんね。帝丹高校が修学旅行で止まったホテルも芸能人御用達の感じあったし、帝丹系列(おそらく私立)って親が結構寄付金を積むような学校? だっていわゆる山手線の沿線にあるんでしょ?
  9. ピアスを落として児童に探すのを手伝わせるって、たぶん殺人のトリックに関係してるよなあ。元教師みたいなのに、なんで何も知らない子供を自分の保身に利用できるんだろう。
  10. コナン、哀ちゃん、若狭先生が血の臭いに気付くコマ、3人の並びも表情も顔の角度も良すぎてアニメが楽しみ。
  11. 若狭先生が、何らかの形で羽田名人の死に関わっていることがさらっと明かされてる。スルーするところだった。
  12. 冒頭のページでは口から吐血してるように見えたから、口に包丁突っ込んで殺したのかと思ってたけど、普通に腹に刺してた。殺人に普通とかおかしいけど。
  13. 彼氏をダーリンって呼ぶ女性はあんまりいないよなあ。ぎょっとするのも無理ないわ。
  14. 山村警部が珍しく鋭い。捜査開始5コマで真相を指摘してる。
  15. コナンは最後のコマで3人の保護者面してるけど、たぶん山村警部にとってはコナンも騒がしい子供たちの一人に過ぎない。

FILE.8 幸運のお守り

  1. 扉絵の2人が可愛い。これの複製原画があったら絶対買う。哀ちゃんが宮野志保の人生と灰原哀の人生、どちらを選んだとしても、2人の友情は生涯続いてくれと願ってしまう。あいあゆは蘭園に勝るとも劣らない友情コンビなのよ。2人の笑顔、永遠であれ。
  2. 死体を置いていた木の傍まで車の方を移動させる、だと? どうした山村警部、今回冴えてるじゃん。
  3. 被害者、単なる不倫じゃなくて、複数の女性から金を巻き上げてたのか。こりゃー同情はできないな。
  4. 死体発見現場の傍で四つ葉のクローバーを探す探偵団、言っちゃあなんだが鋼のメンタル。さすが米花町在住なだけある。
  5. 被害者の元婚約者(詐欺被害者でもある)の気持ちを汲んで、四つ葉のクローバーで元気付けようとする歩美ちゃんの底知れぬ優しさ。善田先生にはもったいない。だってその人が犯人なんだよ……。
  6. 若狭先生の回想が、いかにもRUMと彼女が同一人物であることを示唆している。あれ、でも今年に入ってからRUMの正体はいろは寿司の脇田さんだって解説ページを見かけたが?
  7. 右目に障害があって、障害のないフリをして生きていけるものなんだろうか。視界が常人の半分しかないってことでしょ。

FILE.9 ドジだから

  1. 「若狭先生の前じゃ使いたくない」と考えながら、結局は麻酔針を打ち込んでしまうその甘さで、いつかジンやあの方にも正体がバレやしないかと心配だよ。案の定、若狭先生はいかにも怪しい反応をしてるし。
  2. 小1で「錯乱」という単語を適切に使える光彦もすごいが、その意味を理解しかつシャレまで口にする歩美ちゃんも末恐ろしい。帝丹小学校の国語教育どうなってるんだ。「ひでー言われようだな」コナンの反応は間違ってないけど、そこじゃない。
  3. 「君のような少女でもね…」が上から目線に感じてしまうのは、考えすぎ? 実年齢は哀ちゃんの方が上なのに。
  4. 「百聞は一見にしかず」のコナン、なんでちょっと頬染めてるの?
  5. 私も免許持ってないから、小林先生の気持ちを想像しながら読んだ。シフトレバー? ニュートラル? わけが分からないよ。
  6. 「児童を自分の犯行のアリバイ作りに使うなんて…まさに教師失格ですから…」自覚があるだけまだマシかな。教師の立場のままこのトリックを遂行していたら、全国に数多いる善良な教員たちのプライドを、漏れなく踏みにじっていただろう。
  7. 四つ葉のクローバーが若狭先生の手に渡ることで、歩美ちゃんの善意は冒涜されずに済んだ。と安心したのも束の間、風で飛ばされてしまってショック。事故、だよね? 故意じゃないよね? 右目に障害があるから、右手への注意が行き届いていなかっただけだと思いたい。例え彼女がRUMだったとしても、子供たちに向ける笑顔に嘘はないと思いたい。
  8. サブタイトルの意味は、「ドジだから」四つ葉のクローバーを飛ばしてしまったってこと? それともまったく別の意味?
  9. 最後のコナンの厳しい表情は、何を意味するのか。

FILE.10 堆黒盆

  1. サブタイトル、初見じゃ絶対読めないし変換もできない。扉絵の博士の手にある物体がそれですか? 博士のこの手の顔、久し振りに見た気がする笑
  2. 12巻の事件が、まさか97巻の事件に絡むとは!! 大分初期の作品だぞあれ。本誌掲載は何年分離れているのやら。でもコナン界だと、1年も経過してないんだよね。時間感覚がバグりそう。
  3. 探偵団の3人、哀ちゃんが阿笠邸に来る前の事件を話してるんだなって嬉しくなった。自分の知らない思い出を、偶然耳にするのは寂しいもんね。
  4. ヘルメット姿で阿笠邸を注視する世良真純、イケメンすぎる。
  5. 個人的には、真純ちゃんは2人の正体を知っていいと思うんだけど(だって魔法使いと従姉妹でしょ)、哀ちゃんのリスクヘッジも理にかなっているのでもどかしい。元黒の組織のメンバーで、下っ端じゃなくコードネームを与えられていた人間のリスクヘッジだからね。
  6. 兄妹が感動の再会! ……してないから辛い。仕方ないって分かってるけど、昴さん完全に赤の他人のフリしてるし。
  7. 堆黒盆、すごく巧緻に描かれているのは分かるけど、モノクロだから荘厳さがまったく伝わってこない。アニメではどう描かれるんだろうか。
  8. ひょっとしてこれが真純ちゃんと哀ちゃんの初対面か? 現状ぎこちないというか、腹の探り合いというか、間に分厚い壁のある2人。でも最初は距離があった方が、関係性が変わったときの喜びも倍増するからワクワクする。会話レベルが近いと思うんだよ。
  9. 赤井さんが真純ちゃんのことを(モノローグとはいえ)妹って呼ぶコマ、時の経過を感じる。10年前の初めましてでは、まるで興味を示さなかったのにね。
  10. 「聞こエンジェル」が「聞こえん」をかけてあるから「名は体を表す」なのか。博士は麻酔銃やスケボーのような超アイテムも作る一方で、なぜこうも欠陥品を生み出してしまうのか……。
  11. 哀ちゃんは無理に子供のフリして誤魔化すより、開き直った方がらしくて可愛いよ♡(惚れた欲目)

FILE.11 アダルトな子

  1. 「甘い和菓子は苦手だからしょっぱいせんべいとかないの?」って客人に聞かれたら、そりゃ買いに出るよ家政婦なら。催促に聞こえちゃうよ。
  2. 「やっぱアダルトだねぇ…」の顔が恰好良すぎて鳥肌が立った。やっぱり赤井務武とメアリーさんの血を引く子だわ。「子供らしくない」をあえて英語で表現したのは、やっぱりママがイギリス人である影響なのかな。心が汚れた成人なので、アダルトって聞くと性的コンテンツと結び付けてしまう。
  3. 真純ちゃんには申し訳ないけれど、昴さんナイスアシスト。真純ちゃんの追求に横槍が入るのは気に入らないんだけど、哀ちゃんが窮地に陥るのも嫌なんだよね。私にとっては2人とも大好きなキャラクターなので。
  4. 昴さんの意見を踏まえると、光彦や歩美ちゃんが「錯乱」の意味を知ってるのも異常ではないのかな? 今は知識量=頭の良さとされる時代ではないし、スマホを買い与えられている探偵団なら、その気になればなんでも調べられるわけで。そう考えると、今の小学一年生の語彙力って上がってるの? いや、個人個人の乖離が激しくなってるのかな。芦田愛菜ちゃんみたいな、人生2週目と見紛う子もいるし。
  5. 知識量が外見年齢に見合っていないことを「アダルト」と評するなら、真純ちゃん本人だって充分アダルトだと思う。
  6. 真純ちゃん、今度は昴さんの何気ない言葉に言及。でも個人的には、彼女の腰の細さは完全に女の子のそれだと思う。さあ秀兄はどう切り返すか?!