読書記録

読んだ本の感想まとめ。

できないとは言わない。できると言った後にどうやるかを考える

できないとは言わない。できると言った後にどうやるかを考える

できないとは言わない。できると言った後にどうやるかを考える

  • 作者:丹下 大
  • 発売日: 2014/05/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

まとめ

  • いっそ清々しいほどこの著者とは価値観が合わない。でも価値観そのものは理解できるし、生き方のひとつとして納得できる。歴史書に名を遺している偉人達は著者とそう遠くない価値観を抱いていたのかもしれない。私は凡人なので自分がその生き方をしようとは決して思えないけど。
  • 跡継ぎ社長ではなく組織の創業者と価値観を合わせたいなら、貪欲な野心家になるしかないと思う。
  • 著者に限らず、何事をかを成そうとする人物の傍で生きるのは楽しそうでもあるし疲れそうだ。
  • でも多分私が創業エピソードに魅力を感じる会社は、凡人が創った後続のそれではなく野心家が作った先駆のそれなのである。だって前例のある似たようなエピソードを聞かされてもつまらないじゃないか。
  • 思えば普段小説を読んでいても、今までに読んだことのない新しい切り口の作品に脊髄反射する。感想も長くなりがち。定石を踏んだ作品もそれなりに面白いけど「そこそこ」止まりであまり印象には残らないんだよな。あ、私が特例子会社の理念や社長メッセージに惹かれない理由ってそれかも。
  • 価値観も性格も180度違う。だからこそ面白い。あそっか、私は著者の価値観や性格を面白がっているのか。
  • これだけ感想が長くなったんだもの、そうだよね。つまらん本の場合、私は批判するどころか途中で本をぶん投げるタイプだから。面白いと思えない本にそれ以上時間を費やすのは愚行よ。
  • 毎日会話するほど近くにいると自分の消耗が激しそうだけど、適切な距離を取って近すぎない立ち位置から眺める分には面白いタイプ。
  • 著者がとどのつまり何を言いたいのかというと、要するにタイトル通りなんだろう。
  • 結局株式会社SHIFTの5つの行動指針の一つである「つらいときこそ、笑顔」、これを掲げた理由は直接的には書かれていなかった。一番知りたかったのはこれなのだが。内容から悟れということだろうか。
  • 本文のフォントがよくない。線が太い。編集の仕事が雑。誰か進言しなかったのか。ページ数はめちゃくちゃ見やすいのに、本文には配慮しなかったのが謎。尚私はIPA明朝が好きでいつも使ってた(誰も聞いてない)

まえがき

  • まえがきでSHIFTでは「Scentee」という、スマホを通じて香りのコミュニケーションができるというサービスを展開しているらしい(2014年5月時点) https://scentee-machina.jp/ 代表の名前が一致してるしこのサイトだと思うんだけど、運営会社が違う。事業が拡大して子会社として切り離したのか? 先日の説明会では一切触れられていないので不明。ディフューザーに入れて持ち運ぶしかなかった香水をスマホに装備し、遠隔操作で香りを立てる。どういうことよ。

すべての常識は、「非常識」なアイデアや実行力から生まれるのです。

特に第二次世界大戦の敗戦以降、日本の高度経済成長期を支えたのは、非常識なアイデアや実行力だったのだと思う。時代の寵児は往々にして型破りだ。

つまり、「できない理由」が溢れているのが今の日本社会』その垣根=常識に守られていれば安泰だと信じ込まされてきたのです。

その通りだと思うし、文明の発展の足枷になっていると思う。社会に出る前の日本の教育環境が「みんな一緒」を善とする価値観だからね。この環境を心地いいと思う人間がいれば、反対に息苦しくて仕方ない人間もいる。私は多分前者だったし、著者は後者だったのかもしれない。
非常識を常識に変える能力を持つ人間は、文明を進めるにあたって絶対に必要だと思う。しかし一方で、常識に沿って粛々とこなす働きアリタイプも必要なのだと思う。前者にとっての「息苦しい非常識」は、大多数の後者によって形作られているのだから。仮に世界の全人口が前者だとしたら、世界の秩序は成り立たないだろう。

『このままじゃ死ぬとき、何もない一生だったと後悔することになる』それがいやでアスリートのように毎日、一定以上の努力を続けています。

  • 「人生は何事もなさぬにはあまりにも長いが、 何事かをなすにはあまりにも短い。」という中島敦の格言を思い出した。人生ってゲームはいつの時代も難易度Extra。
  • 努力の鬼じゃん。著者は自覚ないかもしれないけど、それを嫌だと思えるのは才能だし、人並以上の努力を半永久的に続けられるのも立派な才能。世の中の大半の人間は人生の終わり近くになってから「何も成せなかった、成すための努力すらしない人生だった」と悔し涙を流す。時すでに遅し。
  • 尚私の場合、『このままじゃ死ぬとき、何もない一生だったと後悔することになる』ことに気付いていて(希死念慮に至った時に嫌でも気付かされる)、さらに「人並以上の努力を半永久的に続けられない」ことも悟っているただの馬鹿である。
  • いや、一生うつ病から抜け出せなかった患者として精神科の歴史に名を遺す可能性が微レ存。

第1章 究極の「できそうにないこと」を「できる!」というために

コミュニティがくれる「お金で買えないもの」

  • 著者は社内で好き勝手にサークルを作ることを推奨しているらしい。小説サークルがあったら入りたいなあ(なくても自分で作るほどの能力はない)
  • 「NIPPON ITチャリティ駅伝」って全社員強制参加? 体力皆無で迷惑かけるだけだから、応援に徹したいんだけど。「自分には達成できるほどの能力がないと自覚した上での「できない」」は著者の言う「できないとは言わない」には該当するのだろうか? 
  • どうも著者の言う「できない」は、「まだ誰も挑戦していない未知数のことに対して、簡単にできないと言うな」ということだと思うんだけど。できないはできないでも、例えばテープ起こしの経験がない人が「できない」と言わなかった結果それを任され、誤字脱字だらけの文章にしかならなかったらそれはただの「見栄っ張りで責任能力のない人」だよね?

SNSは究極の格差社会

「いちゃ部屋」なる社内SNSへの言及が少なすぎて消化不良。今はどんなツールになってるんだろう

共感力をBS/PLで測ってみれば

  • 人生の健全度をBS貸借対照表損益計算書で測るという発想に目が白黒した
  • 純資産=共感力と定義しているのが面白い
  • 共感力だけじゃなくて、自己肯定力も数値化できたら面白いと思う。たぶん自分は-5000くらいだけど

第2章 「できる」と言った後、何が起こったか? 香りで恋人たちが仲直りできることを目指した物語

ありえないコンセプトが共感を集めた!

  • 「Scentee」が2013年に話題になっていたなんて全然知らなかったな。その頃はまだ学生で、課題に追われる日々で世間のニュースなんてろくに見てなかった。

テスト市場はブルーオーシャン

  • ソフトウエアのバグ探しは地味だけど、開発されるソフトウエアがある限り、(例え将来的にAIが担う業務になろうと)誰かがやらなければいけない仕事。私は以前Web制作でコーディングの役割を担っていて、ページ完成後に各主要ブラウザで表示に差異が起きていないかをチェックする作業を強いられていたから少し分かるのだけど、作った成果物の粗や不具合を製作者・もしくは製作者に近い人(要するに社内の人間)がやるとチェックが甘くなりがちだし、正直なところ見落としも発生する。プログラムの仕様が分かっているからこそ気付かないバグってある。外注して、第三者の目で客観的に探した方が精度は上がると思う。
  • SHIFTを知るまでソフトウエアテストという業界を知らなかったけれど、一度知ってしまえばむしろ、SHIFT以外にめぼしい競合がいないのが不思議なくらい。SHIFT以外の企業が業界に参入して競り合うようになれば、少なくともdocomo口座の不正出金みたいな、日本全国の地銀に対する信頼を著しく低下させるような致命的な欠陥はリリース前に潰せるのでは? と淡い期待を抱いてしまうわけだよ。
  • テスト設計が半自動化されるまでの過程が気になる。魅力的なエピソードが詰まっているような気がする
  • CAT検定、合格率3%って聞くとビビるな。司法試験並じゃんか。
  • みんテス、ママテスはもうサービス終了しているっぽい? 残念。

アスリートたちのカンパニー

世の中は不公平です。人はもともと能力格差を持って生まれてきます。親から恵まれた頭脳をもらって生まれた人は幸運の持ち主と言えるでしょう。それならば、その能力を自分のためだけに使うべきではありません。他人の100倍働いて、世の中にインパクトを与える努力をすべきでしょう。高い能力の持ち主ほど、その才能を世のため人のために使わないと幸運を一人占めすることになるからです。

  • 分配の精神が高みに達していて見上げた根性だけど、自分を追い込む考え方だとも思う。これは特大ブーメランでもあるのだが、「べき」っていう価値観は自縄自縛と隣り合わせの危ういもの。著者がイキイキと働けている今はいいけど、高齢になって頭の回転が鈍ってきたり、逆にアイデアは浮かぶのにそれを実行する体力がなくなってしまった時、過去の自分の発言に首を絞められるのではないかと心配。「~べき」より「~方がいい」の方が、自分を大切にできると思う。ストイックな御人だなあ……。
  • 100倍の根拠もどこから来たのか分からないけど、時間ではなくて効率的なことかな? 人の100倍の時間働くのは無理だもんね? 一日に与えられた時間は賢人だろうと凡人だろうと一律だし。
  • どちゃくそ体育会系企業なのでは? 社員に対して「君達は高い能力を持っている、だから凡人の100倍働け」と強いていたら嫌だなあ。例え障害者雇用の人は定時できっちり帰れるのだとしても、一般雇用の人の間に長時間残業が横行しているのだとしたら、社内の空気が淀むし、定時帰りの障害者が恨まれそうで怖い。拡大解釈しすぎだろうか。
  • 社名に込められた社長の熱意がすごい。こんなふうに背景というか、骨組みがしっかりしている会社はそう簡単には倒れないだろうと思う。

第3章 「できる自分」になりたかったから、自分を取り巻く世界を変えた。友だちの電話番号を全削除した夜のこと

寂しい人ほど「役立ちたい」理由

会社を興したエネルギーの源泉が「寂しかったから」って、もうあっぱれだわ。とんでもないエネルギーを秘めている感情って普通は怒りだと思う。

絶大すぎた「狩猟民族系母」の影響

人によってはお母さんの性格は自分勝手と捉えられかねない。誕生会の余興に対して「すごい」と思える著者がすごい。自分だったら恥ずかしさのあまり、あとで「なんであんなことをしでかしたのか」と泣きながらキレ散らかすと思う。小4で「とことん自分を投げ出してこそ、初めて人を楽しませることができるんだ(引用)」と悟るとは、人生何周目だろうか。思考と実年齢が噛み合ってないよ!

「大、犯罪を犯しなさい」

あんた将来、何をやってご飯を食べていくつもり?

小4にこれを聞いて、まともな答えを望んでいるあたりがすごい。せいぜい齢一桁に片足を乗っけた頃の人間なんて、明日何して遊ぶかくらいのことしか考えてないだろ。少なくとも私はそうだったぞ。あ、これって私の頭が弱かっただけ?

この人に媚を売らないと、もう晩ご飯を作ってくれないかもしれない。どう答えれば喜んでくれるんだ?

この思考に至る気持ちはちょっと分かるかもしれない。子供は遊ぶことと勉強することが仕事、それはその通りなのだけど、周囲の大人に対して媚を売るのもまた子供の仕事なのである。

こんな世の中では犯罪を犯さないと大きなことはできないわよ。

言葉選びのセンスが好き。「犯罪」の噛み砕いた意味を聞いてみたい。

孤独感から生まれた承認欲求

「部屋で3000匹ものカブトムシを卵から孵化させ飼育」「大学時代はなんとホストの世界へ飛び込んでしまいました」「ラジオのパーソナリティをしたり」「市議会選に立候補」お兄さんに自伝を書いて出版するよう強く勧めてください。私は読みます。

就活に落ちまくった負け組時代

  • 大組織のトップに立つ人の素養って、「学校という一種の檻の中で優等生でいること」では決してないんだなと思った。むしろ、閉鎖的なあの場所の時に理不尽なルールを遵守する姿の前には、立派な()社畜になるための道が開かれているのかもしれない。
  • 日に16時間勉強……同志社慶應義塾と京大の大学院に合格……やばいぞこの人、負け組と卑下しておきながら、この頃から努力の鬼だ。というか慶應と京大に受かって京大を取るのか。バカな私はレベルの違いが分からない。低みの見物ですわ。

第4章 汗をかくこと。自分との約束を最優先にすること。近くにいるすごい人を観察すること

ぬるい会社には行きたくなかった

自分との約束を守ることが、他人とのそれより難しいとは思わないが。「未来の自分が、約束を蹴った自分への否定で苦しむことになる」から、体調不良じゃない限りできるだけ立てた計画は遂行するよ。

泥臭い仕事は美味しいと知った

あまりにも意識が高くて吐血したわ。本当に自分と同じ人間かよ?

第5章 ビジネスモデルもないまま、とりあえず会社を作った。細かいことは後から考えようと思った

「自分中心」ならどのようにでも働ける

  • 突然工藤新一のセリフが頭に浮かんだ。企業のためのステップとして社内トップに立った著者と、探偵としての体力作りのために超高校級のサッカーを辞めた工藤新一。凡人から見ればそれだけで食べていけそうな能力を、成功者は本来の目的のために簡単に見限る。遠すぎて、もはや羨望すら湧かない。
  • 週107時間×5年って、メンタルも体力もバケモンじゃねーか。怖!!! 電通社畜も真っ青だよ。

やりたいこともないまま起業

自分なりに信じた「仮定」をはっきりと宣言してしまう。根拠やデータは後から調べればいいし、「ちょっと違うな」と思えば修正すればいい。

振り回される周囲からすればいい迷惑だと思うんだけど……本人が「大ぼら吹きと言われてもかまわない」と豪語するならもう何も言えんわ。

第6章 仲間がいなきゃ社長なんて意味がない。ゴールから入らなきゃ迷路なんて解けない

ビッグマウスで仲間を集める

創業メンバーの人となりが分かる貴重な章。創業者ならともかく、創業メンバーについてあれこれ情報が開示されている会社なんてそうないよ。

未経験で獲ったテストの仕事

  • 「迷路はゴールから辿る」これに小学校低学年で気付くとは、全体を俯瞰する力に長けているんだなあ。社長なら当然そうか。
  • 楽天でテスト事業を圧縮した成功エピソードが好き

第7章 リアルな世界とバーチャルを行き来する新しすぎたサービス

妄想癖が生んだサービス

  • ホルマリン漬けの脳か……「故人と話がしたい」という現代の夢を叶えられそうだけど、想像するとやっぱり抵抗感ある。死者への冒涜だって批判の声は当然上がるだろうなあ。
  • できそうにないことを考えるのが最大の娯楽、つまり私にとっての小説を書くことと同じか。脳内快楽物質ドーパミンがドバドバ出てるのか。娯楽は生きがいに繋がり、命をこの世に留めてくれるかけがえのないものだからそれができる能力があるうちは人生で一番大事にした方がいい。社長になるために生まれてきたような人だ。
  • 過去のサービス「マイフ」はWikipediaだとSNSサービスとして紹介されてる。ちょっと使ってみたかったかも。
  • 著者にうつ病に近い状態の時期があったとは驚いた。本当に、どれだけ能力が高い人、メンタルが強い人でも罹患しうる病なんだと改めて思った。この会社が積極的に障害者雇用を行っている印象を受けるのは、著者のこういう過去が少なからず関係していたりするのだろうか。コーポレートサイトや求人情報に、障害者雇用の障害別内訳までは公表されていなかったけど、ちょっと気になる。
  • 苦楽を共にしてきた仲間に「辞めようと思う」「どうせ潰れるなら」とか言われたらそりゃ自己肯定感死亡するよな。順風満帆に見える大企業の代表でも、谷底の時代はあったのか。

第8章 たとえ実績ゼロでも、「y=ax²+b」の法則で仕事は獲れる、支援者も増える

「あおり力」でどんどん仕事を獲った

  • あおり力をなぜ数式で表した? 著者は元々理系なのだろうか。自分は100%文系だからyとかx²とか見ると頭痛がしてくる。中1の2学期から既に数学嫌いな人間なのに。
  • チラシから来た最初の顧客に纏わるドタバタ劇に苦笑い。時給1,480円は部下を安売りしすぎだ、とは思ったけど、実際は時給3,600円というチラシとの差に頬が引きつる。この案件で利益は出たのだろうか。
  • テストセンター設立の裏事情を出版した本で大公開してしまっていいのか? 当時の顧客が読まないとは言えないのでは?

第9章 「溺れることなんかない」と思ったら泳ぎ切れた。その背中を見せたらみんなが共感してくれた

「誰の言葉か」で他人の反応は変わってくる

  • 毎朝5時40分起きでジョギング→水泳。ストイックにも程がある。中途覚醒しまくるという意味で5時40分起きは私も苦じゃないけど、著者のHPとMPの値はどうなっているのか。一日のタイムスケジュールがあわせて載っていたら200点満点の本だったな。
  • 神絵師がファンアートを描いた作品に周りの絵師が全員飛びつくのと似た匂いを感じた。自分の好きなことに人を巻き込む力、つまりはカリスマ性がある人なんだと思う。

すぐそばにいるすごい人たち

著者がストイックでも優秀でもないなら、人類の9割9分は快楽主義者かつ劣等生になってしまうわ。「すごい人」のレベルが高すぎる。

あとがき

「僕は毎日生まれ、毎日死んでいる」
だから、人生が楽しい。毎日が新鮮。
自分の存在意義をビデオテープのように回想している。

この3行が好きすぎて、借り物じゃなければ蛍光マーカーを引いているところだ。こういう信念のもと生きていけたら、精神障害に侵されるリスクは限りなく低くなるだろう。

下流アスリート塾講義(付録)

カーニングが所々甘いのが気になる。デザインセンスに乏しい私が気になるんだから、本職なら気味悪さで本をぶん投げていると思う。デザイナー仕事しろ。

①事業を起こす頭の鍛え方

私は事業を起こす立場とは無縁なので、最初から最後まで意味が分からなかった。そもそも私は興味があることとないことの意欲の差が清々しいほどハッキリしていて、世の中のあらゆる物事にアンテナを張りインプットして適宜アウトプットするなんて無理なので……ワーキングメモリが乏しいので! はい解散!

②自分の人生のBS/PLを作ってみよう!

  • ちょうど簿記の勉強をしているので、①よりは意味が分かった。
  • サンプルを見ると、日々食べていくのが精一杯の年収200~300万円台のマイルド貧困層とか、身体に障害があるためにずっと実家暮らしで障害年金を貰いつつ生きている人なんかは付き合う相手としては眼中に入ってなさそう。まあ京大の大学院を出て30歳を前に年収1000万円を達成、独立起業した人だもの、それだけ周囲に要求するレベルが高いのも致し方ないのか。
  • 「親から受けた教育」が資産になるのはその通りだと思う。現実問題、ネグレクトやら母子家庭の貧困やら過疎地域やら、様々な理由で貧相な教育しか受けられなかった場合、新卒入社の「ヨーイドン!」の時点でその人の人生詰んでるんだよな。昔なら、戦後間もない時期だったら例えば中卒でも「金の卵」として育ててくれる環境があったんだろうけど、今はそういう時代じゃないからな。地頭がのよさが言動から滲み出ていて、ああきっと高等教育をもっと受けられる環境さえあれば今頃エリート層だっただろうという人、いるんだよな。日本の家庭環境ガチャで例えばSSR(早大大京大レベル)に辿り着けるカードを引ける確率って何%だろうね?
  • 私みたいにティッシュペーパー程度のぺらっぺらの自己肯定感しかない人がこれをやると、主観が入りまくって自己肯定感がお亡くなりになるので、自己肯定感に自信がある人しかやっちゃいけないと思う。
  • 20代なら遊び回ってても「人生謳歌してるな」くらいしか思わないなあ。自分の給料の範囲内で、多額の借金を作ってたりギャンブルに溶かしていなければ、20代こそ金を使った方がいい時期だと思う。体力も気力も興味も旺盛な最後の年代。