読書記録

読んだ本の感想まとめ。

12色セラピーで悩みがすっと消える ― 解決法は自分が知っている

12色セラピーで悩みがすっと消える ー 解決法は自分が知っている

12色セラピーで悩みがすっと消える ー 解決法は自分が知っている

  • 作者:吉原 峰子
  • 発売日: 2017/12/08
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
カラーセラピーの概念をひっくり返す本だと思う。

「心を落ち着けて、色を選んでください」「あなたの選んだ色にはこんな意味があります」「この色を選んだあなたは、今こんなことに悩んでいます。こんなことを望んでいます」こういう、色を選ばせてその色の意味を説明するタイプのカラーセラピー本は以前読んだことがある(そして違和感を感じて途中で読むのをやめた)けど、この本は違う。

従来のやり方だと、色の意味はある程度固定化されているから、セラピストの伝え方によってはその人の価値観を狭めてしまうことになりかねない。でもこの本は、「選んだ色の意味を見出すのは選んだ人自身」という方針なのが素敵だと思う。色の意味も、そこから気付く価値観も無限にある。

私がカラーセラピーに望んでいたのは、きっとこういうことだったんだと思う。私は自分の気持ちの言語化が比較的苦もなくできる方なので、従来型のカラーセラピーで自分を決めつけられたくない。

特になるほどと思わされたのはchapter4の「過去の自分を受け止める」、一番関係が深いのはchapter5の「命と向き合う」。私は母の死が過去の許せない自分・自己肯定感の低さに繋がっているので、多分この2章の問題が絡み合っている。

俄然、アクティブ・カラーセラピーを受けてみたくなった。著者のセラピーを受けられれば最高だけど、きっと向こう一年くらい予約でいっぱいなんだろうなあ……。この本を活用して自力でやってみるか(カードが切り離しにくそう)、プロのセラピストに依頼するか悩む。