- 表紙の華やかさがますます上がってる! かわいい。枕を抱きしめてるってことは、これがパジャマなのかな。ヘアスタイルまで含めて、女子力が高すぎる。あとケーキがおいしそうすぎる。
- 1巻で活躍したシェイラやキャスリンが、今のところほとんど登場しなくて寂しい。ページは有限だから、転校生が3人も来た上に先輩との交流も増えたら、その分露出を減らさなきゃならないのは当然だけど……。でも、ジャネットって双子の親友みたいな立ち位置だったかしら?
- 仲間はずれ、無視といった集団いじめが正義とされているので、胸糞が悪い。学力が高い=聡明ではないらしい。
- マージェリーが人を拒絶する態度をとったのは事実だが、だからといって周囲もその人物を拒絶していたら、対話は生まれない。ここは学校だからまだチームワークを必要とする物事は少ないかもしれないけど、これが職場だったら、遂行すべき業務は破綻してるわね。
- 酷い態度の理由を確かめようとか、マージェリーがこの学院になじむための建設的な方法を話し合おうという生徒はいなかったの? 一人も? 悪意のループはどこかで断ち切らなければ際限がないのに。
- 双子は正義感が強くて卑怯なことは大嫌いらしいけど、周囲を抱き込んで誰かを孤立させるのは卑怯の筆頭ではないかね?
- そのくせ自分が被害者になったら、証拠がないのに寄ってたかって相手を責め立ててさ……。私からすれば、双子の方が遥かに友達になりたくない。
- ジャネットの「しめあげてやらないと」が怖すぎて震えた。チンピラかよ。
- 火事発見~エリカ救出のシーンは、これだけで一本の映画になりそう。人を助けるのに理屈をくっつけないマージェリーは、やっぱり私には悪者には見えないな。マージェリー、英雄すぎる。もはや2巻の主人公は彼女でしょう。
- エリカが学院を去ったのは、本人が決めたことだから致し方ないと思う。まあ根っからの悪人でない限りは、エリカの立場だったら二度とみんなの前に出ていけない。私は加害者にも救いと償いの機会が与えられる物語が好きだけれど、違う展開の物語もある。彼女自身が選んで、周囲もみんな納得しているなら、これがトゥルーエンドだ。
- 私は性格が悪いので「エリカの未来に幸多からんことを」なんて願えないけど、彼女がずるい精神のまま成人しないことは心の底から願うよ。
- 学院のトップに「わたしが特別に補習をしましょう。そうするだけのことがある生徒です」とまで言わせる生徒(戦慄)
- ルーシーとマージェリーがトップ争いってことは、双子は全科目でトップの成績を修めるのは難しいのか。まあ、二人が秀才すぎたわね。
- 「だれかがビリにならないといけないものでしょ。だから、なんでもすすんでビリをとるわたしたちって、やさしいと思う!」自己肯定感が高い。私もこのくらいの気構えで生きていたい。
- ラストがこんなに幸せそうだと、この幸福が永遠に続けばいいのにって思ってしまうけど、永遠に続く不幸がないなら逆もまた然りなんだよなあ。最終学年の最終学期が終わったら、みんなはこの学院を出なきゃならない……(1年生のうちから終わりの心配して頭抱えてる読者)
- あとがきで、上級生が下級生をパシリに使える謎慣習について言及されていて安心した。やっぱり現代の常識とは違うよね。