読書記録

読んだ本の感想まとめ。

おちゃめなふたご

  1. 私は寄宿学校に通ったことはないので勝手が分からないのだけども、確かに消灯時刻21時とか、五、六年生が低学年を小間使いにしていい謎制度とか、日本の公立中学校から見ても規律が厳しいと感じるところはちょいちょいある。
  2. 真夜中のパーティーは、私もつられてケーキが食べたくなってお取り寄せケーキをググるなどした。
  3. 泥棒騒動の真犯人は予想通り。だってお金が消えたタイミングと、裕福になったタイミングが合致しすぎてるし。
  4. 善を遂行するために悪に手を染めるのは、日本で言うところの公安警察の潜入捜査官を想像してしまい勝手に胃が痛くなっている。なんでもかんでも公安に繋げるんじゃありません。
  5. まだ未成年だし、本人も遅すぎたとはいえ罪の重大さを認識しているし、更生の機会が与えられてよかったと思う。
  6. 一年生関連で一番分からないのは、ケネディ先生への一連のいたずら。先生の背景とか関係なく、歴史を真正面から学ぼうとする――以前に、ケネディ先生を人として尊重しようとするちゃんとした生徒はいなかったのか? これで学力が高い学校だなんて、ちょっと信じられない。先生が怖いとかおどおどしてるとか、そんな相対的な理由で自分たちの学習機会を棒に振ってるんだが。
  7. 「おそらくつぎの学期では、ふたごが、ほとんどすべての 科目で一番をとることでしょう。」さらっと双子が高スペックキャラクターであることが念押しされてる。特定の科目じゃなくて、満遍なく一番になれるのは強キャラすぎるのよ。想像もできない世界。
  8. それにしても、83点で学年トップって相当難しい試験だよね。日本の公立中学校の学年トップの点数って、満点とはいかないまでも98点とかでしょ。するとこの学校、偏差値70クラスの超進学校か? 桜蔭や開成クラスで学年トップの席に座るようなものか?(戦慄)