読書記録

読んだ本の感想まとめ。

住んでみたヨーロッパ 9勝1敗で日本の勝ち

あえて日本優位の事柄ばかり切り取っているので、印象操作のきらいはある。タイトルと内容の齟齬については、天才編集者の仕業だそうなので、もうあえて突っ込まないことにする。

文明開化時代の日本人も、そして現代人もおそらくは無意識に抱いているヨーロッパへの憧憬はどこから来ているのだろう。もしかしたら、ヨーロッパから見た日本にも同じことが言えるのかも?

著者の見識は広いと思う。彼女の考察を読んでいると、学生時代の世界史の授業をやり直している錯覚に囚われる。懐古を味わいたい時にお勧めの本(?)