読書記録

読んだ本の感想まとめ。

サキヨミ!(4) 彼のヒミツと大切な人

  1. 肯定でも否定でもなく、疑問返し……! この期に及んで誤魔化す意図はなに!? それとも、不運なことに本当に聞こえてなかった? でも、急に用事があるって言って美羽ちゃんから離れた説明がつかない。
  2. 幼稚園時代の美羽ちゃんとユキちゃん、あまりにも庇護欲を刺激される。というかこの容姿なら、ユキちゃんを女の子と誤解するのも無理ない……か? 最近はあれなのかな、スモックの色を男女で分けたり、制服のスカートは女の子限定って制限も特にないのかな。
  3. 自分の不注意のせいでウサギが逃げてしまったこと、幼稚園児にとっては「罪」以外の何物でもない。記憶を封印した主人公を私は責められない。だって、償いのチャンスはもうないんだもの。ユキちゃんは、脱走の原因に気付いていたのか? 美羽ちゃんが記憶を封じ込めたと知ったとき、どう思ったのか。
  4. 一週間発熱しっぱなしなんて成人だってそうそう経験することじゃないのに(私だってたぶん先日の5日が最長)、齢一桁の子にとっての一週間は永遠にも感じられただろう。
  5. 美羽ちゃんが「瀧島くんの大切な人=自分?」という仮説に辿り着いたとき、口角が持ち上がるのを止められなかった。今までは前提条件がなかったから発想できなかっただけで、必要なカードが手元に揃ったら、恋愛偏差値はそれほど低い子ではないと思う。
  6. 毎日、おそらく2~3分の長さとはいえ毎日動画を配信するってすごいよな。動画編集って何時間もかかるって聞くけど。その上、声も加工しなきゃなんでしょ? 毎日通学して課題やって動画撮影と編集して……って、体力化け物かよ。未来のヒカキンか??
  7. 夕実ちゃんの誹謗中傷に対する考え方が、中1にしては達観しすぎていて怖い。酸いも甘いも嚙み分けた大人の思考なんだが。SNSとかで色々揉まれてきたのか? と勘ぐってしまう。それとも、未就学児の頃からネットが当たり前に存在している世界だと、達観できちゃうのかな。デジタルネイティブ世代ってこれが普通? 美羽ちゃんの反応が潔癖すぎるのか? でも思春期の頃に、「なにも悪いことしてないのに、どうして誹謗中傷されるの!?」という驚愕と反発って通過する必要があるよね。
  8. 「反論する!」と言い出した美羽ちゃんを全力で止めた夕実ちゃん、グッジョブ。想像力や感受性を母体に忘れてきたような人間のために、美羽ちゃんが傷ついていい理由なんてないのよ。
  9. 日本最大級の屋内型テーマパークって、チケット代結構かかりそうだけど。レイラ先輩の家庭は上流階級だからいいとして、美術部員の全ご家庭がお小遣いにプラスして1日分の遊戯代を支出してくれるのか? さてはこの学校、公立中学じゃなく私立中学だな?
  10. ミケネコ戦士の元ネタは、セーラームーン東京ミュウミュウのうちどっちだろうか。
  11. 夕実ちゃんの洞察力が高すぎて末恐ろしい。主人公へのアドバイスのタイミングの的確さといい、さてはこの子も人生二周目だな? 彼女が美羽ちゃんとの敵対キャラじゃなくて、本当によかった。
  12. 瀧島幸都の精神性や重責については、あまり考えたことがなかった。だってできる人って、いつもこんなの大したことないって顔して笑ってるから。瀧島くんに弱音を吐き出せる相手ができて、その一番最初で最大が美羽ちゃんだったらいいのにね。
  13. 瀧島くんが完璧主義で自分に厳しいタイプだとしたら、人に「辛いことや悩んでることはない?」って聞かれて、腹を割ることはないと思う。格好つけたい好きな子相手なら、余計に。この手のタイプが自己開示するのは、病気とかで自爆してからか、意図せず本音を知られてしまったあと、なのでは……。
  14. 「ミミふわの衣装を美羽ちゃんに渡す=ミミふわを手放す」はさすがに深読みしすぎって私も思うけど、瀧島くんがなにを考えているのかさっぱり分からない現状じゃ、最悪の場合を考えちゃうよね。
  15. ここにきて、瀧島くんを呼び捨てにする女の子登場――! 恋敵ポジションの登場は物語に大胆な展開を生んでくれると分かりつつ、主役ヒロインが傷つく姿は見たくない私もいる。……大丈夫だ、児童書の作者は、主人公に乗り越えられない試練は与えない。
  16. ワンピースにつけ襟を合わせようという発想に女子力を感じる。
  17. 瀧島くんの「かわいい」いただきました。彼、この巻だとずっと受動的だから、ここからぐいぐいいってほしい。
  18. ドストレートに美羽ちゃんを誘う瀧島くん、いいよ~。二人、両想いだよ~。逆に唖然とする先輩二人♂は思考がチキンすぎる。なにが若者だ、彼は1歳下なだけでしょうが。
  19. 「僕から離れないでほしい」だと……!? 瀧島くんと美羽ちゃんを盗み見るモブ乗客になりたい。
  20. は! ひょっとして美羽ちゃんのワンピースって、表紙で着てるやつか? 水色の水彩花柄っぽい。かわいい♡ 瀧島くんのバッグはいわゆるサコッシュってやつなのでは? おしゃれな人が使ってるやつ。おしゃれ上級者すぎて嫉妬心すら湧いてこないわ。
  21. レイラ先輩が着てる、肩口に切れ込みが入ってるトップスは、袖が邪魔じゃないのか? 10代はこういう一部の露出が粋なの?
  22. テーマパークに9時前到着で、ここまで2時間ってことは、7時前に待ち合わせて電車に揺られてきたの? 早朝から気合い入ってるなあ……(低血圧の民)
  23. レイラ先輩は、後輩たちの恋模様なんて知らずに元気いっぱいだなあ(いや、実は部長として全部把握していて、あえて口を噤んでいる可能性も……?)
  24. 瀧島くんはシューティングゲームも上手いのか。逆にできないことなんてあるのか? 工藤新一を上回る、降谷零並のチートキャラじゃんか。実は水虫に悩んでるとか、未だに毎朝お母さんに起こしてもらってるとかないと嘘でしょ(性格が悪い)
  25. 占い結果は正直バーナム効果だと思うけど、一喜一憂する二人はかわいい。瀧島くんの結果は、言い方が辛辣すぎやしないか?
  26. この巻だと、瀧島くんより美羽ちゃんの方が意思がしっかりしてるし、メンタルも強そう。瀧島くんを知りたいという欲求が、彼の弱さを包み込む日が来るだろうか。
  27. アトラクションの仕様を、公式サイトじゃなくSNSで調べる。これがデジタルネイティブ世代のやり方。参りました。
  28. 挿絵と文章が矛盾してるのが気になる。問題の三人とニアミスした直後に、瀧島くんはハンバーグを食べ終えたのに、挿絵ではどう見てもこれから手をつけるところ。まあ、挿絵では見栄えを狙ったんだろうだけど。メイン読者にも突っ込まれるだろ、これ。
  29. 「そんなところまで見られてた」というより、好きな子のことなら仕草から表情から視線の先まで、なんでも目に焼き付いちゃうんだよ。
  30. 瀧島くん自ら、後悔してもしきれない苦い過去を吐露したということは、美羽ちゃんとの距離は確実に縮まったと考えていいはず。
  31. 「ひどいことを言うのは、その人のことをちゃんと知らないからなんだ」美羽ちゃんの思考が清潔すぎる――! 社会には知らぬが仏な性格してる人もゴロゴロいるし、分かりやすい例で言うと犯罪者を誹謗中傷する場合上記とは決定的に矛盾するけど、美羽ちゃんはまだそんなこと知らないでいい……。
  32. 自分に厳しい性格してると、他者を救うためなら自己犠牲を厭わないって考え方に傾いていくよね。よくないね。
  33. あああ、今度こそ本当に、美羽ちゃんのサキヨミが実現してしまった。いや、違う。100%そのまま再現されたわけじゃない。だって美羽ちゃんが割って入ったじゃない。この出来事は瀧島くんにとって、ただ辛いだけの思い出にはならないはず。
  34. 美羽画伯の絵が挿絵で再現されてるの、グッジョブすぎる。なるほど確かにこれは、顔付きのドーナツですね。え? フクロウ??? 美羽ちゃん、鳥類は翼と足を描かないと第三者に認識してもらえないんだぜ(絵心0の私が言えた言葉ではない)
  35. 絵心が高い人(レイラ先輩)のガチ評価面白い。言われた本人は、褒め言葉とは捉えられてない。瀧島くんは単に惚れた欲目か??
  36. レイラ先輩と夕実ちゃんのコミュ力というか、心配り力?が高すぎる。大人でもなかなかできることじゃない。二人がそばにいれば、自己肯定力が高い人間になれそう。
  37. 校門前に現れた女の子、瀧島くんの小学校時代の同級生だったみたい。どうやら彼女だけは彼の味方だと分かったときに安堵するのは、清潔な美羽ちゃんらしいといえばらしいけど、その直後にダメージ食らってて泣いちゃう。少なくとも、ハルちゃんが瀧島くんに片想いしてるのは確定っぽい。
  38. 過去の出来事に執心する男子たちと、なんで水に流せないのかと責めるハルちゃん、当時の状況を客観視する他の女子たち。この年代、女子の方が心の成長が早いのがよく分かるな。
  39. 男子全員が瀧島くんを無視してたって、いじめの手法が女子では? 殴り合うとか、数人で取り囲んで激詰めとかじゃないんだ(偏見)
  40. 人間関係に関しては、問題の当事者より第三者の言葉の方が正確性が高いのは、往々にしてあると思う。当事者が、当時の精神を客観視するのは難しいだろう。
  41. 話逸れるけど、ハルちゃん、髪型はふわふわパーマ?で女子力高いのに、パーカやリュックでカジュアルダウンしてる。彼女もおしゃれ上級者か。
  42. あ~~~~~思考がそっちいっちゃった。でも恋する女の子なら自然な考えか。でも読者としてはね、今までの瀧島くんの態度を思い返すとね、違うと思うよ。
  43. コウキくんのサキヨミを見て「ざまあ」と思ってしまった私。同じベクトルの考えを持つ夕実ちゃんに安堵する。美羽ちゃんの言葉が眩しい。この子は、自分の助ける相手を一切選別しないんだな。それが想い人に害を与える人間でも。無意識下で選別するのが普通だろうに。
  44. 「コウキ君を助けることは、瀧島君を助けることにつながるかもしれない」洞察力高すぎ、というか優しすぎる。聖女かな?
  45. 瀧島くんのハルちゃん呼び捨て問題よりも、彼の口調からハルちゃんへの感情の薄さが伝わってきて真顔。少なくとも彼の方は、ハルちゃんのこと微塵も意識してないっぽい。というか彼女の反応からすると、ハルちゃんの片想いの相手は瀧島くんじゃなくコウキくんの可能性すら浮上してきた。辛い。
  46. 瀧島くんがかつてハルちゃんを助けるたびに言っていた「運命なんだよ」、絶対本人の意図とずれて伝わってる。むやみやたらに気障な言葉で伝えるからこういうことになる、これだからイケメンは(ド偏見)
  47. 努力していないように見える人は、努力を隠すのが上手いだけだと思う。もしくは、している努力を努力と認識していないか。本人にとって当たり前すぎて。
  48. クラスの中心的人物を男子全員で爪弾きにしたっていうのも、なかなかすごいな。担任はただ傍観してたのか?
  49. 「運命」問題、ごく自然に好きな子の誤解を解いてる。大変スマートですね、はい。
  50. 二人のお絵かきゲームのお題が一緒だったことこそ、運命だと思う。
  51. ミミふわが描いたうさぎの採点「99点」は、瀧島くんと美羽ちゃんの相性でもあります(妄言)
  52. なんでそこで落ち込む!? アトラクションの機械の故障なんて、100%不可抗力じゃん。ミミふわの責任じゃない!
  53. ミミふわが小さな女の子を体を張って助けた姿が、完全に二元ミステリーで哀ちゃんを庇った蘭ちゃんのそれなの。惚れない理由がない。格好よすぎ。
  54. 瀧島くんがミケネコ戦士にやたら詳しい理由の予想 ①お姉さんかお母さんが大ファンで、推し語りを頻繁に聞かされている ②本人が好き どっちだ?
  55. 「女の子がケガする未来を回避した」っていう大義名分があるから、ズルしたわけではない。でもやっぱり、がんばってプレイしてメダル獲得にこぎ着けた3枚と比べると、「人から与えられたメダル」には拍子抜けだな。
  56. 「おまえが救われないと、ミミふわさんが報われないんだ」これはコウキくんへの言葉なのか、かつての自分への言葉なのかと考えてしまうな。
  57. コウキくんの態度がグラデーションで軟化してきて、ついに自力であの日の真相に辿り着いた……だと!? まさかすぎる。
  58. 「過去そのものは、変えられません。でも、自分が変わっていくことで、過去の意味は、変えていけるんじゃないでしょうか」人生経験を重ねた大人にこそ贈りたい言葉。捉え方を変えるというより、もう一段階深い考え方だ。
  59. 「だからコウキも、後悔する必要なんてない。あの過去がなければ、今のこの瞬間には、たどりつけなかっただろうから」理性では理解できても、本能ではなかなかそうは思えないでしょ、普通。自分を散々非難してきた相手だぞ。やっぱり瀧島くんは人生2周目だ(n回目)
  60. コウキくん、いいところあるじゃん。というか、ここまでがんばれるってことは、彼はハルちゃんのことが……?(すぐ男女をくっつけたがるおばさん)
  61. ア~~~~~!!!!! コウキくんとハルちゃん、両想いだった!!!!! おめでとう~~~~~!!!!!(だから瀧島くんと美羽ちゃんの間に障害はない)
  62. 瀧島くんがサキヨミで見たミミふわの危機が、想像の遥か上だった。それが実現したら、このサキヨミシリーズが強制終了になっちゃうじゃんか。
  63. レイラ先輩やチバ先輩の機転がナイス。レイラ先輩は、ここから有名画家への階段を駆け上がっていくんだろうか。
  64. 異性の前で安易に服を脱ぐな!!!!! 例え下に別の服を着ているとしてもだ!!!!! なんでこう、私の推しは隙がある子ばっかりなの。
  65. 美羽ちゃんに誤解してほしくなくて必死に弁解する瀧島くん、いつもの余裕ある姿が剥離していて大変よい。人間味がある。
  66. 二人きりの観覧車で、二人のベストショットいただきました!!!!! イラストレーターさんは最高の仕事をした。
  67. 「もう絶対に、この子に悲しい思いはさせないって」未就学児の思考じゃないからね?
  68. 「自分と同じ力を持つ、『美羽ちゃん』のことを」ここCV付けてほしいね。声優界詳しくないけど、声変わり前の爽やかな声出せる声優さんって誰だろう? 「赤ちゃんと僕」のアニメ版で拓也の声を演じていた人とかよくないか?(ググる)かっぺーさんだ!?
  69. これは「ヒロインとの過去の出来事がヒーローのアイデンティティになった」物語だったのか。あまりにも性癖。新一と蘭ちゃんの顔がすぐに浮かんだ。
  70. 二人きりになってから、瀧島くんの余裕ない姿が次々に明かされてきた(嬉しい) 心と体は繋がってるからね。動揺して頭痛や吐き気起こすのは大人だってある。情けなくなんてないさ。
  71. 「君は、僕の初めての友達だ。そして、僕に生きることの楽しさを教えてくれた。君はうつむいていた僕の顔を上げさせて、世界のすばらしさを見せてくれたんだ」やべえよ…………好きです…………。美羽ちゃんの自覚なし(ポイント)の言動行動が、瀧島幸都という人間の根幹になってた。
  72. (ついに告白シーンに辿り着いて、高ぶった気持ちのせいで意識が遠のく私) 語彙力が逃亡したのでおめでとう、以外の言葉が出てこない。
  73. 「だからね。これからは、ひとりでかかえこんだりしないで、私に分けてほしいんだ。頼りにならないかもしれないけど、私、瀧島くんの力になりたい」この言葉こそが、すでに力になってる。この言葉はきっと最期まで、彼の支えになってくれる。
  74. 「これからもずっと、如月さんのそばにいさせてほしい」これは…………プロポーズじゃん…………。美羽ちゃんも、求婚してきた相手に「好きになっちゃう」なんてなに言ってるの?(混乱)
  75. これはあれでしょ、美羽ちゃんは求婚されたなんて微塵も思ってなかったのに、25くらいになって記入済みの婚姻届渡されて「あの日の約束をちゃんと果たそうと思う」って言われて「???」ってなるやつでしょ(アクセル全開思考)
  76. 美羽ちゃんが「うん」って答えたことで、瀧島くんの中では「求婚を受け入れてもらえた」と解釈されてるに一票。
  77. そして案の定、美羽ちゃんには気持ちが微塵も伝わってない。下の名前で呼ぶ+キスくらいしないと伝わらないかも。がんばれ瀧島くん!
  78. えっ、美羽ちゃんの誕生日過ぎてた! 美術部からのプレゼントのクオリティーの高さに唖然。中学生で用意できるものか、これ。というか、作中で日付を明記してくれ~!