読書記録

読んだ本の感想まとめ。

きみの中のぼく

一年分を一短文として、それらを連ねて一人の男の人生をストーリー仕立てにした本。
視点が変わるとフォントが変わるのが味わい深い。
また、主人公が生きた年数+その後が補完として綴られていて、そこで主人公視点では謎だった出来事の種明かしがされているのもよかった。
しかし、700年後がこんな未来だったらその時代の人間達は可哀想だと思う。ファッションとか自己表現という概念が消失している……。