読書記録

読んだ本の感想まとめ。

生理で知っておくべきこと

学校教育や病院以外で能動的に生理の情報を仕入れる機会ってなかなかないので、「正常な生理」を定義したこの本は良質だと思う。PMSの症状別の割合とか、加齢とともに日数が短縮されていくとか、ビッグデータが集まらないと分からなかったものな。
昔の自分に、生理痛で午前中動けなかったり、寝具を汚したり、糖質を暴飲暴食したりするのは甘えでも普通でもなくて、ちゃんと治療やセルフケアの方法があるんだよって教えてあげたい。

生理を通じて私たちは自分の健康と向き合い、生活習慣の見直しが定期的にできることになります。

大病以外で軌道修正できるチャンスに恵まれるのは、幸せなことだと考えることもできます。

こういう観点はなかったので勉強になった。毎月起こる流血騒ぎに前向きさを見いだせるとは。つよい。

今の私はどちらかというと疑似更年期症状の予防目的で読んだのだけど、結果的には「VOL2 生理を軽くする方法」の章が一番役に立った。栄養バランス的な意味で。
パワーの供給源であるマグネシウムが不足していたので、アーモンドに挑戦してみたい。
カフェインを摂りすぎないで、紅茶や緑茶は食事後に飲んで、とよく言われる理由もよく分かった。来夏も麦茶を水分の源にしよう。
あと魚の切り身や缶詰、亜鉛がたくさん含まれている牡蠣も食べる機会を増やしたい。あとお肉も! 鉄分!!

たんぱく質が足りなくなるとどういうことが起こると思いますか? まず、髪、爪、肌など、生きていくために必要ないところからボロボロになっていきます。また、たんぱく質とカロリーが少ない食事は、筋肉の老化を加速させます。3ヶ月カロリーをセーブした食事をすると、筋肉は5歳分も老化する(減少する)ことがわかっています。

ちょっと前までの私じゃん。筋肉の老化って見た目には分からないからさ、階段の上り下りだけで疲弊するとか、ちょっとした段差で転びやすいとか、そういうところまで悪化しないと自覚できないのよ……。

(前略)骨は主にたんぱく質でできています。栄養が足りず骨の老化が進めば、頭蓋骨の骨密度低下により目のくぼみやたるみになり、見た目に老けた印象を与えます。

目の下はたるんでるし、口のまわりが黒ずんで見た目年齢+50歳になってる。助けてくれ。

現代の女性の1日の摂取カロリーはなんと、終戦直後を下回っています。

なん…だと……。

気をつけるべきは、この「栄養がほとんど入っていないカロリー」。スナック菓子、スイーツ、お酒などで、私たちは「エンプティカロリー」と呼んでいます。「空のカロリー」という意味で、栄養がなくてカロリーだけがあります。

お酒は一切飲まない(服薬の関係で飲めない)けど、スナック菓子とスイーツについては耳が痛いですねー。

「エンプティカロリー」を避けて、栄養が詰まったカロリーをとるなら、カロリーの量はあまり気にしなくて大丈夫です。女性は1日1800~2000kcalを食べるのが理想なので、生理の悩みがない人も、もっとたくさん食べたほうがいいぐらいです。

私の普段の摂取カロリー+300~500kcalもある……。分かっている、朝ごはんの量がしょぼすぎるんだってことは。
からしっかりたんぱく質を食べると冷えを予防できるってこの本で知って、最近ちょっと増やしてるの。2.5gくらい。
低血圧で朝は激弱いけど、幸い朝ごはんを一口も食べられないってわけじゃないので、ゆで卵の提案はありがたかった。あれなら直前に調理不要で、まとめて作っておけるし。

足浴なら部屋でできますし、簡単です。また、早い時間にお風呂に入ってしまって寒くて寝つけないときや、時間がある休日の朝なども体温を上げるので、効果抜群です。

足浴なら挑戦の余地がありそう。あいにく全身浴や半身浴だと秒でのぼせてしまうカスレベルの血圧なので……。
気圧変動で筋肉が逃走してる夕方とかに挑戦したら、楽になれるのかな。