- 作者:池川 明
- 発売日: 2004/11/30
- メディア: 単行本
あとがきのアンケート調査の母数を読んで、胎内記憶の存在を完全否定はできないと思った。でも、生まれてくるすべての赤ちゃんが母親を自分の意志で選ぶ権利を有するとは思えない。もしそうであるなら、乳児遺棄なんて事件はこの世に存在しないはずだからだ。
私も母に胎内記憶を語ったことがあったのだろうか。もし生まれる前から、自分が母を苦しめて早死にさせる極悪人だと知っていたなら、私は決して母のお腹を選ばなかっただろう。
私も母に胎内記憶を語ったことがあったのだろうか。もし生まれる前から、自分が母を苦しめて早死にさせる極悪人だと知っていたなら、私は決して母のお腹を選ばなかっただろう。