読書記録

読んだ本の感想まとめ。

くちぶえ番長

くちぶえ番長(新潮文庫)

くちぶえ番長(新潮文庫)

十話が一番好き。主人公一家の愛犬の最期を看取る話で、電車内で涙ぐんでいる不審人物と化した。動物ものには弱いのだ……。

あいつは、ずーっと小学四年生のままなのかもしれない。

「男にとって初恋は特別」っていう感覚がよく表れている一文。

二人はこのままずっと再会できない方がいいと思う。思い出は思い出のまま綺麗な箱にしまっておいた方が。