読書記録

読んだ本の感想まとめ。

世界 魔法道具の大図鑑

世界観の設定が巧緻。ワクワクする。この吸引力は多分紙の本じゃないと実現できない。単なる図鑑ではなく、世界各地のファンタジー小説への導きにもなっているところが、巧いと思う。
個人的には食事の支度をするテーブル、すりこ木の召使、いのちの粉が欲しい。

「懲らしめるこん棒」
強盗対策に良さそう(拳銃を所持していたらどうしようもなさそうだけど)。ただ持ち主に悪意があると殺人の凶器にもなりそうで、これに限った話ではないけど、間違った使い方をすると持ち主の身を滅ぼすだろう。

「キルケーの杖」
これがあれば女性に対し性犯罪をしようとする男共を一掃できるじゃん。そんな元人間の豚肉なんか食べたくない吐くわという気持ちと、性犯罪は再犯率が高いから、食ってその犯罪者自体をこの世から消滅させてしまえば二度と悲劇は起こらない安心という気持ちとが今心の中で戦っている。

トロール財布」
ギャンブル依存症にこの財布を使わせたら、症状が改善しないだろうか。ただし自己肯定感がゴミになるという有難くないおまけ付き。

「14ヵ月のスケジュール帳」
先延ばし癖を強制的に直す究極のツールかも。逆に言えば、絶対にやりたくないタスクを13月と14月に書いて放置すれば、予定も関係者も消滅させられる……?(闇)

「フィンの魔法の槍」
同人作家やブラック企業社畜は心惹かれるかもしれない。しかしどう使うは書いてないな。自分の体に刺すのか? 徹夜の代償が自傷行為だとしたらあまりにも重すぎる。

「食事の支度をするテーブル」全自動調理器の一歩先を行く、全自動食事支度機!! 皿に盛りつけられた状態で現れるなんて最高。猛烈に欲しい。
メニューが古臭い? 大丈夫、食べ物にこだわりはまったくないので。

「すりこ木の召使」
これも猛烈に欲しい。私が魔法使いだったとしたら、魔法を解く呪文は死ぬまで絶対に唱えないだろう。何故なら家事というのは、生活を営んでいる限り無尽蔵に湧く苦痛だからである。

「いのちの粉」
生活必需品に使うと日常生活に支障が出そうだから、娯楽品とかぬいぐるみや人形の類に使うのが良さそう。

「魔性の車」
所有していたらいつか轢き逃げの犯人として逮捕されかねない車じゃん。廃棄/売却したら持ち主自身が轢き殺される呪いでもあるのだろうか。