- 作者:奥田 英朗
- 発売日: 2008/01/10
- メディア: 文庫
映画に限らず小説家も漫画家もイラストレーターも、良作を生み出す力を持っているのに埋もれていくクリエイターがこの国ではどれほどいるんだろう。大衆の目と儲け重視の企業体質って残酷だ。それを誰もが認識しているのに、誰もが変えられないのだ。
誰が降らせた雨か、すぐにわかった。
という文にセンスが迸りすぎていて、感受性をぶん殴られた気分。
愛子はなんだかんだ、半世紀後も伊良部にぎゃいぎゃい言いながら小説を書いている気がする。そしてマユミさんはきっと、半世紀後も貴女の読者だよ。