読書記録

読んだ本の感想まとめ。

車のいろは空のいろ 白いぼうし

タクシーの初乗り運賃や解説文の冒頭に少々時代を感じたものの、ファンタジーをテーマとした児童文学としてはちっとも色褪せていないと思う。
『すずかけ通り三丁目』と『ほん日は雪天なり』が好き。

すずかけ通り三丁目

お母さんの双子たちへの哀しみと慈しみが、松井さんに幻の風景を見せたのだろうか。
……なんて考えてしまうのは野暮なのだろうな。

ほん日は雪天なり

松井さんが、実は3年の間に自分の正体を忘れてしまった or 本来の記憶を奪われてしまった狐、のどちらかだったら面白いと思う。
後者の方が、物語に厚みも生まれるし(笑)