読書記録

読んだ本の感想まとめ。

雨の日も、晴れ男

雨の日も、晴れ男

雨の日も、晴れ男

死んでしまったらそれで終わりだよ。何も戻ってこないんだよ。今日、おじさんは全部をなくしちゃったかもしれないけど、でも生きていればきっといいこともあると思うよ。

希死念慮を抱いたことのない者の希望的観測でしかなくていっそ笑う。自分達がどん底に突き落としたくせによく言うよ。

もちろん加害者は幼い神2人だ。でも、まだろくに分別がつかない神が持ち出せる場所に、人間の運命を強制変更できる手帳を保管していたゼウスの管理能力にも問題があると思う。

主人公が過去に付き合った女性の名前を何十人も列挙するページに何ページも割いていて笑った。紙の無駄遣いである。
というか、この人数で全員の名前と綴りをよく覚えていられたなって思う。それに彼女ら全員を虜にする人間的魅力が主人公にあるのか?
→直後に主人公からの一方通行だった女性が取り消し線で消されててさらに笑った。客観的に考えて経験がある相手は2人だけかよ。いや経験人数としてはかなり健全だと思うけど、片思いしすぎだろ。全員の名前と綴りを覚えていたのが、驚愕を通り越して怖いよ。

日付が変わったらリセットされて白紙に戻るのかあ。効力が中途半端な手帳だなあ。そのままバッドエンドの方が私好みだった(最低)

アレックスは、いつも、誰かを、楽しませようとしていた。

利己的に生きている自分には逆立ちしたって無理だわ。

神は、人を不幸にすることも、幸福にすることもできない。

捉え方はその人次第だからって言いたいんでしょ。でもさすがに交通事故に遭って下半身不随になったり、結婚後伴侶が暴力を振るうようになったりすれば、ほとんどの人間はそれを不幸と捉えると思う。アレックスはどうか知らんけど。